北海道の住宅選びのポイントとは?

北海道の住宅選びのポイントとは?

新潟市から転職を機に北海道旭川市に移住し、執筆時の2024年で早くも移住8年目となった五十嵐です。

当時はほとんど勢いで、どうせ新潟だって雪国なんだし! と何も下調べせずに住居を決めて住み始めたため、生活していく中で徐々に「本州と北海道ではこんなところが違うのか」と知った点、そして「借りるときにもっとよく調べておけばよかった……」と後悔した点がいくつか出てきてしまいました。

今回はそんな実際の経験を元に、北海道、とくに旭川での住宅探しのポイントについてご紹介します。

駅近条件

賃貸を探すときはまず駅徒歩◯分の条件から探すのが普通、と思っていました。そのため私も最初の賃貸は中心部から少し離れた駅の近くにしました。

しかし実際生活し始めてみるとこれが、思った以上に電車を使う機会がない

旭川市内は駅の数が少ないことに加えて本数も少ないので、旭川駅前に用事があるときか市外に出る以外では電車の使い勝手が良くないんですよね。
多くの地方都市の例に漏れず、大多数の移動手段は自家用車となり、公共交通機関での移動はバスが主流です。そのため駅近にこだわらず、バスの路線や駐車場の有無を重視するのがオススメです。

角部屋・最上階がよいかというと……

これも一般的には人気の条件の1つ。中部屋に比べて角部屋や最上階は日当たりが良く、隣室の物音を気にしなくて済むメリットがあるからです。

しかし、部屋が外側に面しているということは、外気の影響を直に受ける! ということです。

とくに冬場は気温が常に冷蔵庫未満、時々冷凍庫に匹敵する(最低気温がマイナス25度を下回ることもある)旭川の冷え込みは厳しく、どんどん暖房費がかさみます。不可欠な出費ではあるもののかなり財布が痛いです。

その点で中部屋は上下左右の部屋の暖気に支えられるため、暖房の使用を比較的抑えられるというメリットがあります。「まさか〜!笑」と思ったあなた! お隣さんが引っ越して空室になると、本当に途端に室温が下がるんですよ!

どちらのメリットを優先するかは最終的には好みの問題ですが、このように北国の気候ならではの基準の違いが出てくる点には注意です!

冷暖房設備

北海道では暖房が付いていない物件はまずありません。二重窓が当たり前だったりと寒さ対策は万全ですが、夏は本州ほどには厳しくないために暑さ対策の方は弱く、エアコンが備え付けられていない物件がいまだ多くあります。

とはいえ、暑い日は普通に暑いです! 連続するのは数日間だけとはいえ35度超えも全然あります。旭川は盆地なので、北海道の中でも非常に冬が寒く、夏が暑いことで有名です。

夏の暑さにやられて電気屋に駆け込むはめになる前に、極力エアコン付きの部屋を選ぶことをオススメします(駆け込みました)

敷地内の雪かき・排雪はどうか

物件情報サイトに載っている物件写真のほとんどは雪のない季節に撮られています。が、これが落とし穴。北海道の本番は冬です。

旭川市内は一晩で車が埋まるほどの雪が積もります(比喩ではなく本当に)。

敷地内に降り積もった雪の除排雪は、基本的には入居者側が行うものですので、動線や雪の積み場所などのイメトレをして備えましょう。「積み場所」とは、除雪した雪を道路に出すのはご法度なので、敷地内に積んでおくためのスペースです。そう、「除雪が大変」なだけではなく、その雪をどこに積んでおくのか? というのは経験のない人には盲点なのです。

除排雪が不十分で敷地の半分が雪に埋まっている状態の駐車場(日陰になっている範囲が丸々除雪された雪で使えなくなってしまっている点に注目)

「除雪対応付き!」など、管理会社側で定期的な除排雪を行ってくれることを売りにしている物件もあります。とはいえ頻度は限られているので、除雪対応物件だからと安心せず、除排雪の入るペースを確認して備えておくのが無難です。筆者が以前住んでいた物件の排雪は月一回だったので、降雪ピーク時はほぼ雪に埋まってしまっていました……。

いかがでしたか? 北海道移住の際の物件選びの参考になれば幸いです。

ちなみにルシダスは千代ヶ岡にある本社の他、旭川駅近くにサテライトオフィスがあり通勤可能なエリアが広いです。荒天時はテレワークへの切り替えも可能なため、北海道移住の転職先として最適ですよ!

他にも、北海道移住に関してや旭川市での生活について聞いてみたいことがありましたら、下のフォームからお問い合わせください!

執筆者プロフィール

五十嵐槙子
五十嵐槙子
新潟市出身。新潟の大学で美術を学び、卒業後は新潟の企業に就職していましたが、クリエイティブな仕事への憧憬を捨てられずに退職。デザインとWEB制作を勉強しつつ…[続きを読む]

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