スーツ着ないって本当ですか?(服装ってどこまで自由?)

スーツ着ないって本当ですか?(服装ってどこまで自由?)

ルシダスの代表取締役マーケティングロックスターの池上です!標榜している肩書からもわかる通り、あまり「スーツ」っていうイメージはないと思いますが、実はスーツを着ないことはないんです。まぁ、ほとんど着ないですけど。(笑)

スーツはフルオーダーで仕立てたこともあるくらいこだわりがありますが、仕事着として着ることはなくて、あくまでも自分の好きなファッションの一つに過ぎません。仕事中はむしろデニムにTシャツかポロシャツがデフォルトです。

Jon Ikegami

深い意味はなく、単に着心地が良く自分のテンションが上がる格好で仕事がしたいというだけです。

尖ったキャラがあまりにも定着してるので、服装について何か聞かれたりすることはほとんどないのですが、たま〜に「それで仕事してて大丈夫なんですか?」っていう、半分疑問符、半分心配してくれているようなコメントを頂戴します。(笑)で、結論からすると「はい、特に問題はないです」ってことになります。

実際、スーツを着たからって業務上のパフォーマンスが向上するわけでもないし、むしろ日本の夏なんか蒸し暑くて着心地悪くてパフォーマンス低下します。だから、私は着ません。

でも、それは私の判断です。

例えば、ホテルのフロントのように、おもてなしの一貫としてスーツの着用が必要な場面もあると思いますし、逆にものすごくス―ツが好きで、良いスーツを着るとテンションが上がって仕事するぞ!って気持ちになれるから好きなんです!って人は、どうぞ、スーツ着用でおなしゃす!って思います。(笑)

しかし、「マナーを重んじる日本」という一見すると閉塞的な社会における「スーツ」という「マナー」が実はそうでもない、というエピソードをご紹介します。

もう20年ほど前の話、まだサラリーマンだった頃、とある会社に勤めていた私の風貌と言えば、派手なカラーを入れたモヒカン、顔面ピアス、Tシャツ、NATO軍払い下げの軍パンに革ブーツという、まぁ、ようするに ハードコアなパンクな感じ でした。当時いた会社はお堅い感じではなかったものの、やはり基本はスーツでした。なので、当然ながら私はアホかっていうぐらい目立つ存在でした。その格好を「していい」とは言われなかったものの、「しちゃダメだ」と言われた事もなかったので勝手に好きにさせてもらってたのですが、ある日、社長が私の席にやってきて、プロジェクトについて聞かれたので与太話も交えつつ進捗について説明しました。社長もその話に満足したようで、笑顔で「池上、頑張れよ〜!」なんてハッパかけられて、そしてくるっと回って立ち去ろうとした瞬間、鬼の形相に変わりました。

「おい、葛城!なんだその格好は!テメェ仕事舐めてんのか!!💢」

葛城さん(仮)が着てたのは小綺麗なポロシャツにデニムという、当時でもまぁまぁ一般に許容できそうなレベルのビジネスカジュアルでした。

突然怒鳴りつけられた当事者は慌てて、口をパクパクさせながらも明らかに私(上記の通りのいでたち)の方を見ている。フロアに響き渡った怒鳴り声で周囲にいる人たちも何事かと顔を上げ、葛城さんを見て、私を見て、そして「ぷっw」となってまた仕事に戻りました。

これにはちょっとした理由がありました。

葛城さんは会社がフレックスタイム制なのを良い事に毎日、お昼頃に出社し、そしてちょうど電車がなくなる頃を見計らったかのようにタクシーで帰るという日々でした。そのため、タクシー代がかなりかさんで、プロジェクトマネージャーは頭を抱えて社長にも相談をしてました。常識的に考えれば、残業しなければいけないほど仕事があるなら、朝から会社に来て、電車があるうちに帰れるはずなので、そりゃ〜、社長もご立腹だったわけです。

対する私はというと…… 今となっては改めて社長にお詫びしたいぐらいダメダメなところもたくさんあったものの、基本は誰よりも早く会社に来て、コーヒー入れて、気持ちを落ち着かせてからよし!という感じで仕事していましたし、タクシーで帰る事はどうしても避けられない時以外はしませんでした。

結果、社長が早く出勤するような日でも私も大体同じ時間にいたため、ある程度は好感もあったのではないのかな、と思います。

で、何が言いたいのかというと、スーツというのが一つのビジネスマナーなんだから、しないなんてけしからん!と言う人がいないとは言いません。

私は違いますが、中にはいます。で、私は、そういう「本質的に関係ない事」にこだわる人と実りのあるマーケティングのお仕事を一緒にできる気がしないので、そこで怒られるのは何とも思ってません。(そして仕事のためにスーツを着用しよう、という気も1ミリもありません。w)

しかし、服装や身だしなみの事で怒る人は大抵の場合は、何か違う事で積もり積もった不満があり、最後にそれが目に見える「服装」や「身だしなみ」をはけ口にして爆発するものです。

それが仕事に対する姿勢であったり、成果であったりするわけですから、もし怒られた場合は、どちらの理由で怒られているのかは今一度考えないと、大事な事を見落としてしまいますのでご注意ください

あ、そうそう。

ルシダス社内では臭い、汚い、あまりに気になってしまって周りの仕事に支障をきたす、という事がない限りはどんな格好をしていても構いません。
もちろん、スーツが好きなら、それでもいいです。

そして、「好きな格好で仕事をする」というのは何も内勤に限った話ではなく、営業職でも同じです。実際、ルシダスのコンサルタントは一般的に「ものすごくお堅い」業態のお得意先でも平服でお邪魔させていただいてます!

執筆者プロフィール

池上ジョナサン
池上ジョナサン
株式会社ルシダスの代表にしてマーケティングロックスターを自認しており、経営とマーケターの二足のわらじでお客様の課題解決に邁進する…[続きを読む]

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