高卒就活と大人の事情と君が損する理由

高卒就活と大人の事情と君が損する理由

意味のないルールや時代遅れの仕組みが大嫌いなマーケティングロックスターの池上です!(出る杭はなんとやらと言われますが、それならもぐら叩きのように出まくってやろうじゃないか! と思います。w)

さて、今日のブログはこれから就職活動をするあなたのような高校3年生に向けての内容ですが、やや刺激的なのでワナワナしながら読む先生やハローワークの職員などもきっといるだろうなぁ、などと想像しながら書いています。(笑)

私自身、高卒就職をしたわけではないので、ルシダスでの新卒採用を高卒にも広げようと考えた時に初めて知った事なのですが、日本の高卒就職は非常に厳しいルールによって縛られていて、求人する企業側も、これから社会人になろうとしている高校生にとっても、がんじがらめのルールがたくさんあります。

専門学校卒、大卒、大学院卒の就職活動とは、まったく異なるものです。

都道府県や学校によって多少の運用や制限の違いこそあれど、就職しようとする学生は「一人一社制」という制度があって、原則として一度に応募できる企業が1社に制限されたりします。そこを辞退するか、不採用になるまで次の応募はできません。

そんな制度そのものの背景がまったく理解できないわけではありません。
高校生であり、場合によっては18歳未満の未成年であれば一定の保護のためにルールを設けるのはわかりますが……。18歳成人となった今、そろそろその前提さえも説得力に欠けてるように思います。
いずれにせよ、このルールは過保護な上にチャンスの芽を摘んでしまい、自己決定権を否定する制度だと言い切ります。
そして、それは就職しようとする高校生の当事者にとって非常に大きな不利益でもあります。

そのため、ルシダスでは国の定めた書式での高卒採用求人票をハローワークに出していませんので、学校で行う就職活動でルシダスが登場する事はありません。

ですが、高卒採用はしています。

なにせ、この「ルール」は学校やハローワークが一方的に取り決めて、「数の力」で実施しているにすぎず、法律ではないからです。
企業としては、このルールを守る法的根拠もないですし、守らなかったからと言って当然、罰則もありません。
だから、ルシダスに応募したいと思う高卒予定者は新卒採用のエントリーフォームから応募していただいて構いません。

ただし、学校は就活ルールを守らない学生には圧力をかけられます。
ですから、もしルシダスに応募する場合は、学校には言わない方が得策かもしれません。
そのあたりは、保護者と相談の上、検討する事をおすすめします。

しかし、いずれにしても、高校生を「守る」事を目的としたこの制度は実態としては選択の自由を狭めて、就職活動を「イチかバチか」の賭けのようにしてしまっている面が強く、就職しようとする当事者にとっては不利益しかないように思います。

学校で見られる求人票の企業に応募しつつ、ルシダスにも応募しても(私は)構いません。運良く、ルシダスから内定を受けてから、他の企業の応募を辞退するなり、ルシダスを辞退するなり、考えれば良いです。
高卒採用ルールしか知らないと驚くかもしれませんが、大卒者だったらこれが当たり前のプロセスですから、遠慮は必要ありません。
自分の人生ですから、決定権は自分にあります。

学校から言われたとか、ルールを守らないと後輩に迷惑がかかるとか、先生の言う事も一理あります。しかし、あなたの就職とあなたの人生です。この先、大人になれば自分の人生は自分の責任になります。後輩も先生も責任はとってくれません。ならば、就職も、自由に考えてもいいのではないかな? と、ルシダスを代表する私は思います。

執筆者プロフィール

池上ジョナサン
池上ジョナサン
株式会社ルシダスの代表にしてマーケティングロックスターを自認しており、経営とマーケターの二足のわらじでお客様の課題解決に邁進する…[続きを読む]

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