ルシダスの「福利厚生」って?

ルシダスの「福利厚生」って?

就職先を決めるとき、その会社の「福利厚生」って地味に気になるポイントですよね。そこで今回は、ルシダスの福利厚生の一つとして用意されている「カフェテリアプラン」についてご紹介したいと思います。

福利厚生とは?

ウィキペディアによると福利厚生は

  企業が従業員に対して通常の賃金・給与にプラスして支給する非金銭報酬である

とされています。社員とその家族の経済や健康面の安定と、さらなる向上を目的とする、というのが一般論ですが、実際にはご褒美的な意味もあります。

ルシダスオリジナル「カフェテリアプラン」ができるまで

「カフェテリアプラン」って?
よくある「カフェテリアプラン」とは、福利厚生代行サービス事業者のサービス一覧(カタログだったりウェブサービスだったり)を渡され、その中の決まったプラン・サービスから選んで使う、というものです。人間ドックとか、ホテル宿泊料の割引とか、そういうのが選べるようです。

過去に実際にそういう福利厚生のあった会社で働いていた事もあるのですが、これが意外と使い勝手が悪いのです。まず、たくさんのサービスの中から選べるようでいて、実はそこまでお得感が無いものが多かったりしました。例えば宿泊料も割引率が大きそうに見せかけて、実際には利用することのない正規料金からの割引で、実際には自分で◯◯トラベルとかでプランを探した方が安かったりすることもしばしば。さらに、決まったものの中からしか選べないので、興味のあるものが見つからないことも。

そもそも、こういう福利厚生のサービスは外部の事業者に委託しているので、会社としてもお金がかかる割に、利用する社員もさほど嬉しくない、ということになってしまっていたように思います。

世の中のカフェテリアプランはなぜ使いにくい?

専門的な話は割愛しますが、税理士、弁護士、社労士から聞いたところでは、福利厚生費の利用方法に対して、税務署や労働基準監督署など管轄する役所の柔軟度が極めて低いことがあげられます。

経理上の勘定科目としての「福利厚生費」は本来「経費」なので、所得税や保険料の対象とはならないのですが、そのためには役所の基準を満たした運用方法にする必要があるのです。

そのため、会社としては「本当に社員が喜ぶ/利用できる」ことは二の次で、確実に経費処理が可能な(役所から文句を言われない)ことが担保されている専門の事業者が運営するパッケージプランやサービスなどを仕方なく導入しているのが実態です。

そんな中、本来の福利厚生とは何か!?を考えた結果……ルシダス総務では、顧問税理士、社労士にも相談しながら、本当に社員に喜んでもらえるプランを考えました。でも、これが想像以上に大変だったのです。

なんとか役所の基準を満たした上で、より自由度の高い制度が作れないかと模索しましたがうまくいかず、結局 会社としては税制上の優遇が受けられないが、これなら社員の満足度は高いはずだ!というものにしました

それでも「“本来の”福利厚生の趣旨を考えればこれが正しいのだから、やろう!そのうち社会がルシダスに追いつくはず!」というマーケテティングロックスターの一言で決定したのが、以下のプランです。

(つまり、実態は「福利厚生」だが、会計経理上は経費に該当する「福利厚生費」にはならないため、会社としては税制上の優遇も何もない純然たる社員のための費用負担となっています。)

ルシダスオリジナル「カフェテリアプラン」とは?

目 的

福利厚生とは、会社が従業員の生活向上支援のために、給与以外に支給する制度で、労働意欲や能率の向上、組織力の強化を図ることを目的としています。
ルシダスではカフェテリアプランとして、以下の目的で年間一人 30,000 円(税込)までを支給します。

ルシダスカフェテリアプラン
上記の目的に合致する内容なら、年間合計30,000円の範囲内であれば何回でも申請できます

社員は目的にあった使い方をしている?

さて、ルシダスの社員はカフェテリアプランを何に使っているのでしょうか?

旅行、オンラインセミナー、予防接種、資格取得などなど。そこで、問題になってくるのが「申請内容が上記の目的に合致しているのか?」という点です。

総務としての見解は……
この判定がなかなか面倒なのです。例えば、旅行中にした食事。食事代単体では申請することはできません。上記の目的のどれにも当てはまらないからです。
また、物品や本の購入も、たとえ自己啓発のためのものでもNGです。
でも、参加した講演会で資料として配布された場合はOKということになります。

総務としては目的に沿っているかの判定は大変ですが、みんなに有効活用してほしいので、頑張っています。だから、杓子定規にこれダメ、あれダメ、ではありません。が、判断が難しい場合は都度相談しながら考えます。

そして申請が通ったら、その社員の年間利用残高を出す。どうりで普通の会社では、福利厚生代行サービスへの委託で済ませているわけです。外部委託の料金には、自社で運用する手間を省くための運用費も含まれているのだな、と思った次第です。

というわけで、この ルシダスオリジナル「カフェテリアプラン」、ルシダスが急成長して社員が500人(!)とかになったら、総務の手間がかかりすぎて無くなってしまうかもしれません。

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執筆者プロフィール

長坂朋美
長坂朋美
ルシダスの設立当初から経理総務担当として奮闘してきましたが、実は経理も総務も初体験で、仕事を覚えるまではひと苦労でした。それが一段落した頃、もともと…[続きを読む]

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